誰が見ても異常が明らかな症状もあれば、非常に判断が難しい場合もございます。特に認知症の場合は、年齢に伴う物忘れか、病気の初期の症状か、感覚では非常にわかりにくいことが多いです。

ご自身で”物忘れ”が気になりはじめたら、脳神経の専門医に相談してみることをおすすめします。

認知症の予防は「もう年だから」と諦めずに、脳の健康を意識することがはじめの一歩です。

認知症の診断・治療

当院では症状にあわせて以下の検査を組み合わせて認知症かどうか診断いたします。

  • 日常生活や生活社会歴などの問診
  • 認知機能検査
  • MRI検査
  • 血液検査

血液検査以外は、基本的には当日に検査結果が出ますので、詳しくご不明、ご不安なことがありましたらお気軽にご相談ください。もし可能でしたら、客観的に生活状況を見ているご家族様との来院をおすすめします。

検査による診断の結果、病気のご説明、治療法、ケアの要点などのご説明をさせていただきます。必要に応じたお薬の処方および副作用チェックを行ないながら定期的に外来通院をしていただきます。

時間の経過に伴い、認知機能検査・頭部MRIなどを含め丁寧に経過を見ながら病状の総合的な再評価を行って参ります。

すぐに受診が必要な症状

  • 食事をの行為自体を忘れてしまう
  • 買物に出かけたら、自宅に戻れなくなった
  • 家族の名前を忘れてしまう
  • ここ数週間で急に物忘れが激しくなった

上記以外にも『・金銭管理が困難・会話が成立しない・火の不始末が多い・財布をなくすことが多くなった』などの症状も、自身だけでなく家族への影響もありますので、一度お気軽にご相談ください。