手足がビリビリしびれたり、重い、動かないなどの症状が、右半身や左半身などに偏って生じる場合は脳卒中を生じている可能性が非常に高いです。
症状が軽い場合には危機感を感じにくく「そのうち治る」「温かくすれば治る」と放置される場合がございますが、麻痺と異なりご自身にしか感じない痺れ(しびれ)の症状は周囲の人にわかりにくく評価が困難です。
痺れ(しびれ)は危険な病気が隠れている場合がありますので、お早めに受診されることをおすすめします。
手足の痺れや麻痺が脳が原因で起こっているかどうかをチェックするには
以下をお試しください。
- 両腕を水平にあげる
- 手のひらを上に向ける
- 目をつぶって、この状態を30秒〜1分ほど維持する
もし手が片方だけ下がる場合は脳に異常があるかもしれません。
軽い痺れや麻痺の場合は手が内側に少しだけ傾くだけのときもありますが、左右で差が無いかに注意してください。
今すぐ受診した方が良い
“危険なしびれ”
- 顔や体が半分痺しびれている
- 頭痛やめまいを伴う
- 左右対称に両手・両足がしびれている
- 温度や痛みを感じにくい
- 範囲が徐々に広がったり悪化している
- 麻痺(マヒ)を伴うしびれ
上記のような場合は、脳・脊髄・末梢の神経が原因で圧迫されている場合があります。脳梗塞、脳出血、脊髄疾患、血流障害、糖尿病などの病気が関係している可能性がありますので、症状が軽くても放置せず、お早めの受診をおすすめします。