頭部の打撲後に意識を失ったり、打撲前後のことが思い出せない、頭が痛い、吐き気・めまいがある場合は早急な受診をお急ぎください。また、強い頭部打撲や、頭皮が切れて出血した場合も受診してください。
診察及びレントゲン検査、状況により頭部MRIを行い頭蓋内出血がないかなどを診断いたします。頭部に傷がある場合には消毒や縫合処置などを行います。
特に高齢の方は頭部の打撲後に時間を経て慢性硬膜下血腫を合併することもあります。
初診時の画像上で異常がなくとも、打撲後1か月前後で、頭痛、麻痺、認知症のような症状、失禁などがみられた場合には慢性硬膜下血腫を合併している可能性もありますのでお早めの受診をおすすめします。